霧島高原国民休養地の周辺には、ぜひ楽しんでもらいたい・ぜひ見てもらいたい穴場的なスポットがいくつかあります。これからシリーズでそれらをご紹介していきましょう!
1回目は、温泉大好きな筆者(温泉ソムリエ)が、暇さえあれば訪ねるスポットのご紹介です。
霧島高原国民休養地のそばを走る国道223号線。丸尾方面へ走ると5分ほどで丸尾交差点へ。交差点からまっすぐ県道1号線をえびの高原方面へ進むとS字の道がしばらく続きます。大きな右カーブがある県道左手に広い駐車場が見えてきます。(看板が数枚立っている)※霧島ホテル入口より手前の左側
駐車場に車を停めると「丸尾自然探勝路」や「森林セラピー基地」などの看板が目に入ります。
石畳の階段へ進むと左側に橋があり、そこが自然探勝路の入口です。橋を左に見ながら数十メートル川岸を歩くと、天然の岩風呂「目の湯」があります。(小さな看板が立っています)
目の湯は霧島最古の岩風呂で、目の病気に効果があるといわれています。
大人1人が入れそうな広さで、底から自噴する温泉です。年間を通じて温泉の温度は異なりますが、お湯はほとんど無色透明です。撮影した日は1月中旬の寒い日で、手を差し込んだ感覚では30℃ほど。入浴するにはぬる過ぎて風邪をひきそうでした。
脱衣所も何もなく、入浴するにはかなりの勇気が必要な野湯ですが、筆者はこれまで数回、入浴している人の姿を見かけました。そのうち何人かに話を聞いたことがありますが、いずれも温泉マニアや秘湯マニアといった方々で、ほとんど県外からでした。入浴しなくても見るだけでも楽しめる温泉です。
尚、目の湯の横を流れる川も川湯で、硫黄泉が流れ込んでいるため白濁しています。川底には湯の華が沈殿しており、こちらでは泥湯を楽しむ方もいらっしゃいます。この川湯も季節により温度が変化しますので、タイミングが合えば入浴も可能です。
霧島の大自然を堪能できるワイルドな岩風呂と川湯、霧島へお越しの際はぜひ一度訪ねて下さい。
(川沿いの自然林ですので、お子様連れの方などは十分にご注意下さいね!)